Adobe CreativeCloud 旧バージョン利用制限についてのまとめ




この記事では、2019年5月に行われたAdobeの過去バージョンの使用に関するルール変更についてまとめています。

どういうことか?

寝耳に水とはまさにこのこと。

昨日(5/10)、Adobeから送られてきたユーザー宛一斉メールの内容に世間が大きくざわつきました。

Creative Cloudのダウンロード可能なバージョンの変更につきましてお知らせいたします。
Creative Cloudの最新版へのアップデートがお済みでない場合、一部の旧バージョンのアプリケーションを使用したり、それらのバージョンを含むパッケージをインストールすることができなくなります。以下の表に記載されている認定外の製品のご使用を中止していただき、認定されているバージョンへのアップデートをお願いいたします。

お客様には引き続きCreative Cloudをご活用いただけますとともに、今後はより高度な機能やセキュリティが提供されます。

Creative Cloudの認定外のバージョンの使用またはインストールを継続した場合、第三者に権利侵害を主張される可能性がありますのでご留意ください。/・引用元

状況の確認

メールの内容を簡単にまとめると↓こんな感じです。

  • これまでCreative Cloudユーザーは CS6以降のすべての過去バージョンが利用可能だったけど、今後はダウンロードできるバージョンを制限するからね
  • また すでにインストール済みの過去バージョンでも Adobeが認めないものを使った場合は、誰かに訴えられるかも知れないから気を付けてね

メールが届く前日(5月9日)まで、CreativeCloudユーザーは、利用するAdobe製品に関して 常に最新のバージョンが利用できると同時に、CS6以降のすべての過去バージョンのダウンロード&インストールも可能になっていました。

Adobe製品に限らず、ソフトウェアはバージョンアップによって何らかの不具合を伴うことも多く、それを回避する目的で 挙動が安定したバージョンを保管し運用し続けるユーザーも少なくありません。

また後述するように、クライアント側の指定などで不本意ながら旧バージョンを使い続けなければいけないケースも多々ありました。

そのため、多くのユーザーにとって、Adobe製品が 過去バージョンまで含めていつでも利用可能であることは、CreativeCloudを利用する上での大きなメリットのひとつになっていたわけです。

ところが 5月10日以降、Adobeはこうした過去バージョンの使用方針を変更し、Adobeが認めるバージョン以外は ダウンロード&インストールを禁止してしまいました。事前に一切の告知もなく…

Adobe認定の過去バージョン

ではAdobeが認めたバージョンとは、どのバージョンになるのでしょうか?

Changes to Creative Cloud Download Availability | Adobe Blog

A Creative Cloud subscription offers numerous benefits, including frequent product updates with new features and capabilities, critical bug fixes and important security u…

↑こちらのAdobe海外ブログによると"最新版を含むメジャーバージョン2世代分"がAdobe認定バージョンになるとのこと。

Please note that going forward, Creative Cloud customers will only have direct download access (from the Creative Cloud Desktop app and Adobe.com) to the two most recent major versions of Creative Cloud desktop applications.

で、2019年5月現在のAdobe認定バージョンと非認定バージョンの表が↓コチラです。

分かりやすくいうと「cc2017以前のバージョンは使えなくなった」ということです。

既にダウンロードは制限済に・・・

メールの内容をうける形で、同日よりダウンロードできる過去バージョンが制限されるようになりました。※以下はPremiereProのダウンロード画面

・2019年5月9日まで

・2019年5月10日以降

パッケージ版購入者への影響

ちなみにCS6などのパッケージ版(永続ライセンス)を購入し使用している場合は とりあえず今後も利用が可能です。

ただし、今後ダウンロード可能なのはあくまでCS6の大本のインストールデータだけになるらしく、その後に加えられたバグ修正などの細かいバージョンアップのデータは入手できなくなるとのこと。

どうすればいいか?

cc2017以前のバージョンのダウンロードはできなくなりましたので、新規ユーザーはcc2018以降のバージョンを使用するしかありません。

問題は、現在旧バージョンを利用しているユーザーの今後です。

幸いにも PCにインストールした過去バージョンが自動的に消去されるわけではありません。なので 物理的に過去バージョンを利用すること自体は現在も可能です。

ただしAdobeのメールに含まれる以下の文面を読む限り、早急に上位バージョンへのアップデートを行った方がよさそうです。

Creative Cloudの認定外のバージョンの使用またはインストールを継続した場合、第三者に権利侵害を主張される可能性がありますのでご留意ください。/・引用元

削除方法は以下で確認しましょう。

非認定バージョンの削除

エンドユーザーのデバイスでアプリケーションの認定バージョンのみが実行されているようにするには、非認定バージョンを削除し、認定バージョンをインストールまたはデプロイする必要があります。

考えられる問題

現状考えられる問題です。

対応OSの確認

AfterEffects、Premiereユーザーの場合 cc2019以降のインストールにはwindows10が必要になります。そのためユーザーによってはOSのアップデートが必要になるケースも考えられます。

最新版(cc2019)の対応OSは↓こちらで確認できます。※「デスクトップアプリケーション」の各アプリのリンク先で確認できます

Adobe Creative Cloud の必要システム構成

Adobe Creative Cloud アプリケーションの必要システム構成と利用可能な言語に関する情報を参照してください。

cc2018以前の過去バージョンの対応OSは↓こちらで確認できます。

アドビ製品の旧バージョンの対応 OS

(null)

取引先との情報共有

実は私自身、メインの仕事にはPremiereProCC2017を使用しています。※2019年5月現在

同じPCにはcc2019も入っており、できればこちらに全面移行したいのですが、クライアントから「CC2017を使用してほしい」という指定があるため移行できずにいます。

先方がバージョンを指定するのには理由があり、それは「クライアント側もcc2019にアップデートすれば解決する」という種類のものではないため解決に時間がかかりそうです。※Adobe製品を捨てる可能性もあります

私のように先方の指定で仕方なく旧バージョンを使っているという方も多いかと思いますので、早急に今回の件について情報を共有し、対策を話し合うことが重要になります。

まとめ

というわけでAdobe CreativeCloud 旧バージョン利用制限についてのまとめでした。

関連する記事

この件に関しては、以下のサイトの記事も参考になります。

Adobe CCを契約していてもCS6は使用禁止? さらにCCでも古いバージョンの使用を認めない方針に。

ふとTwitterのTLを見ていると、Adobeアプリ(Creative Cloud・Creative Suite)の古いバージョンのインストーラーがダウンロードできない的なツイートが流れてきました。 またいつものように一時的なトラブルなのかななどと思って、スルーしていたら今度はFacebookで、ヤバい的な書き込みがあったので調べてみたら、Creative …

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映像制作のメモ帳:ミモリ

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