Windows版QuickTimeのサポート終了に伴い、トレンドマイクロなどではQuickTimeの削除(アンインストール)を呼びかけています。
しかし、動画編集ソフトを利用している場合、QuickTime削除後の挙動がどうなるのか不安なため、削除するのをためらっている方も多いのではないでしょうか?
私の環境(windows7/64bit)においてQuickTime削除後の各種映像系ソフトの挙動を検証してみましたので、情報の共有を目的として ここで紹介しようと思います。
この記事では「PremierePro」と「AfterEffecsts」を検証しています。
この記事は「PremierePro/AfterEffects」の「cc2014」をベースに QuickTime削除後の検証を行ったものであり、資料として当時のまま記事を公開しています。アプリの最新版の挙動とは結果が異なりますのでご注意ください。
アプリケーションの起動
Premiere、AfterEffectsとも ソフトの起動自体は特に問題ありませんでした。
ただし AfterEffectsでは以下のような警告画面が表示されます。
QuickTimeの削除によって読み込みが出来なくなったファイルは、オフライン状態になります。
データの読み込みと書き出し
Adobe公式では「ProResとアニメーション形式」以外は対応している・・・とのことでしたが、私しの環境(CC2014)においては「PNG動画、Jpeg2000動画」も読み込みができませんでした。CC2015であれば対応しているのかもしれません。
PNGの動画というのは、先日の記事「fotolia(フォトリア)でアルファチャンネル付きの動画を登録する方法」でも触れたとおり、ストックフォトサービス「Fotolia」にアルファチャンネル付き動画をアップロードする際の唯一の選択肢となっています。これが読めないのはちょっと痛いので、後ほどCC2015でも検証をしてみたいと思います。
静止画系は、特に問題なく表示されます。
また、意外だったのが、制限はあるもののQuickTime形式(MOV)での書き出しも可能だった点。詳細は下表をご覧ください。
Premiere、AfterEffects共に、読み書きはほぼ同じ挙動に成りましたので、一括で表を作成しています。
動画系データ
静止画系データ
※SGIの「読み/書き」はAfterEffectsのみです(Premiereは元々対応していません)。
まとめ
CC2014での検証ということもあり、その点は割り引いて考える必要はあると思いますが「さすがに”影響まったくなし”ってことはなかったか・・・」といった位の感じですね。
EDIUSと違って静止画系の読み込みも普通にできていますので、今後のAdobeの対応と自分なりの工夫で、なんとかやっていけそうな感じではあります。
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