こんにちは、管理人の高田です(@eizo_memo)。
Windows版QuickTimeのサポート終了に伴い、トレンドマイクロなどではQuickTimeの削除(アンインストール)を呼びかけています。
しかし、動画編集ソフトを利用している場合、QuickTime削除後の挙動がどうなるのか不安なため、削除するのをためらっている方も多いのではないでしょうか?
私の環境(windows7/64bit)においてQuickTime削除後の各種映像系ソフトの挙動を検証してみましたので、情報の共有を目的として ここで紹介しようと思います。
この記事では EDIUS(ver6.08)の結果を記載しています。
この記事は「EDIUS ver6.08」をベースに QuickTime削除後の検証を行ったものであり、資料として当時のまま記事を公開しています。アプリの最新版の挙動とは結果が異なりますのでご注意ください。
アプリケーションの起動
EDIUS自体の起動は問題ありませんでした。
ただし、後述するように、QuickTimeの削除によって読み込みが出来なくなったファイルは、オフライン状態になります。
データの読み込みと書き出し
主要な動画・静止画ファーマットの読み込みと書き出しを行ってみました。
動画系データ
動画系データに関しては以下のような挙動でした。
- MOVラッパーのものはすべて「読み/書き」不可
- MP4ラッパーのものもほぼ全滅。ただしMP4ラッパーを利用しているXDCAM EX(MPEG HD)の素材は読み込めた。またH.264のMP4は書き出しができるものの読み込みは出来ず(書き出したものを他ソフトで読み込みは可能)
関連記事 私は未検証ですが「edius…?」さんの検証結果をみるとVer8では「MOV」「MP4」の読み込みもできる模様。
静止画系データ
静止画系ファイルはほぼ全滅状態で、読み書き可能なのは以下の形式のみです。
- 読み込み:BMP、TGA(アルファチャンネル可能)のみ
- 書き出し:TGA、SGIのみ
まとめ
上述のようにVer8では、MOV形式の読み込みも可能・・・とのことですが、動画はともかく静止画系が読み込めないのは致命的ですね。
かろうじて、BMPとTGAは読み込めるので、通常の静止画はBMPに変換、アルファチャンネル(透明情報)付きの静止画はTGAに変換して読み込めば、一応読み込めます。
仮に今後GrassValleyが対応パッチを出すにしてもVer6は除外される可能性が高く、本格的にソフトの移行を考えようかと思っています。
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