こんにちは、管理人の高田です(@eizo_memo)。
2019年11月13~15日に開催された「INTERBEE 2019」に行ってきました。
まずは、全体の雑感から。
後日公表されたのべ来場者数は「40,375名」とのことで、昨年より500人ほど少なくなったようです。
「SDからHDへ!」とか「テープからファイルベースへ!」とかいったダイナミックな動きがあるわけでもなく、今さら4Kとか8KとかHDRとかを前面に押し出すのもどうか・・・といった感じで、どのブースにも特に「勢い」のようなものはうかがえませんでしたね。

データをみると出展社数は昨年とほとんど変わっていないようですが、なんだか全体的におとなしめな(静かな)印象で、これまでお馴染みだった有名どころではDJIやGoProの出展はありませんでした。
ただ AI系の技術がジワジワ進歩しつつあるらしく、音声認識による文字起こしサービス的なものが複数のブースで紹介されていたのが印象的です。
音声から文字起こしする技術自体は 以前から存在していたと思いますが、従来よりブラッシュアップされ 実用的になってきたという感じでしょうか?
- 出展者数:1,158社/団体(2018年実績:1,152社/団体)
- 出展小間数:2,125小間 (2018年実績:2,054小間)
- 海外出展者数:37カ国/地域から632社/団体(2018年実績:34カ国/地域から646社/団体)
個人的に気になった展示
ということで、私がちょっと気になったサービスを、紹介してみようと思います。
ISOVOX2

こちらは超パーソナルな録音スタジオ「ISOVOX2」。
頭からすっぽりと防音壁を被ることで、自宅などの狭小環境でも気軽にレコーディングを可能にするアイディア商品。使い方は↓こんな感じ。
安部公房『箱男』状態ですね。
価格は税込13万2千円でマイクなどは付属せずあくまで防音壁のみの価格になります
BRAX セカンドステージ

こちらは特大のLEDスクリーンを使って、車の走行シーンを撮ってしまおうというセカンドステージさんの展示(BRAX)。
撮影の仕方の問題なのか、合成してないのに「合成感」たっぷりに見えてしまっていたのが印象的。う~ん…

株式会社ステラリンク(デジカン)
こちらは、テレビなどの現場における「カンペ」のペーパーレスサービス「デジカン」。

タブレットとモニタで利用します。

マイケースビルダー(株式会社エミック)

こちらは撮影機材などを入れるペリカンケースの内装をネット経由で、自分好みにカスタマイズして注文できるサービス「マイケースビルダー」。

これは便利そう、いつか使ってみたいですね。
TIG(パロニム 株式会社)

こちらはパロニム 株式会社による、動画内にタグを埋め込むサービス「TIG」。
動画内の人や商品にあわせて、「TIG(ティグ)」と呼ばれる外部リンクを含むタグを表示させる仕組み。※詳しくは以下の動画を参照してみてください
動画をみながら「この人誰だろ?」「この商品なんだろ?」と思ったら、動画内の「TIG(ティグ)」をクリックすることで、後からその関連ページを開くことができるようになります。

動画再生中は一時的にクリック情報をストックすることができるため、動画を中断することなく、気になったものを後から再度閲覧可能なのがポイント。
Youtuberなんかと組むと今後 面白くなりそうですね。
まとめ
というわけで「InterBEE 2019」の感想でした。
関連する記事
過去のInterBee関連の記事は↓こちら。
【InterBEE 2010】最大の収穫はAtomos Ninjaじゃないか?
【InterBEE 2015】5年ぶりに幕張まで出かけてみた
【InterBEE 2019】幕張メッセに出かけた雑感
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