こんにちは、管理人の高田です(@eizo_memo)。
とある映画の予告編映像を、動画ファイルで頂くことになったのですが、いざデータをダウンロードしてみるとアイコンが正常に表示されません。
不思議に思って確認してみると ファイルの拡張子が削られてしまっていました。
適当に、検討をつけて「.mov」とか「.avi」「.wmv」など拡張子を付け加えてみましたが、まるでダメ。
結構遅い時間だったため、先方には翌日連絡をとることにしたのですが、ここで動画データを「MeadiaInfo」と「真空波動研 Lite」で確認してみることを思いつきました。
いずれも、動画ファイルのサイズや使用コーデックなどのメタ情報を表示してくれる便利ツールです(無料)。
「MeadiaInfo」は Jerome Martinezさんが作成し配布して下さっている 動画のメタ情報確認アプリです。
MediaInfo
MediaInfo is a convenient unified display of the most relevant technical and tag data for video and audio files. Please donate to support further development Container: format, profile, commercial name of the format, duration, overall bit rate, writing application and library, title, author, director, album, track number, date, duration…
「真空波動研 Lite」は 黒羽製作所さんが作成し配布して下さっている 動画のメタ情報確認アプリです。
生産物
WindowsMediaPlayer9ベースのフロントエンド。速度可変、バランス調整を搭載。 現状でなんとかしてWindowsMediaPlayer9で再生可能な形式のほぼ全てで詳細を出せます。 判別であれば映像や音、MPEG2-TSのPIDまでかなりの数を判別可能です。 全てを自力でやってます。各形式のライブラリやDLL等使っていません。 Codecチェッカー代わりにでもどうぞ …
もともと「真空波動研」という動画再生ソフトがあり、その機能の一部としてコーデック確認などもできる仕様になっているのですが、そのコーデック確認機能だけに特化したバージョンが「真空波動研Lite」になります。
「真空波動研Lite」で確認
まずは「真空波動研Lite」に当該データを読み込んでみましたが、「未対応形式」と表示されて中身は不明。
「MeadiaInfo」で確認
続いて「MeadiaInfo」でも確認してみると意外な事実が判明。
「コンテナと全般情報」部分に「Zip」と表示されます。
もしやと思い、不明データに「.zip」の拡張子をつけて解凍処理してみたところ、解凍後にできたフォルダから無事にクイックタイムの動画データが出現!!
要するに、クイックタイムの動画データを圧縮したデータの拡張子(.zip)が消えていたわけです。
ちなみに、解凍した動画ファイルを「MeadiaInfo」で表示させてみたのが以下の画面です。
動画コーデックは「ProRes」で、1920×1080の24(23.976)で書き出された動画だということがわかりますね。
こういう使い方が本来の「MeadiaInfo」の使用方法なのですが、今回のケースでは不明データの判明にも役立ちました。
同様の事態で困った場合、覚えておくと助けになるかもしれません。
また、もちろん今回はたまたま「MeadiaInfo」で解決しましたが、だからといって「真空波動研Lite」よりも優れているということではありません。別のケースでは逆の結果も有りうると思います。
1個のツールを絶対視せずに、いくつか自分なりにツールの引き出しを持ち合わせておくことが大事だなと認識した次第です。
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