【EDIUS】プロジェクトのコンソリデートでエラーが出た際のチェックポイント

こんにちは、管理人の高田です(@eizo_memo)。

EDIUSでプロジェクトのバックアップを作成する「プロジェクトのコンソリデート」ですが時折、謎のエラーでコンソリデートが途中で止まってしまうことがあります。

この記事では、過去にわたしが経験したコンソリデート時のエラーとその対処方法について、メモしてきます。

MEMO

プロジェクトのコンソリデート時の基本的な注意事項に関しては 以前書いた「EDIUSのプロジェクトのコンソリデートを使用したバックアップデータ作成時の注意点」の記事をご覧ください

【可能性1】過去にトリミングしたデータの不整合

コンソリデートの途中で、「コンソリデートに失敗しました(0x80004005)/エラーを特定できません」と エラーが出てしまいました。

edius_cos_error002

原因を切り分けるためにコンソリデートの範囲を狭めて検証したところ、エラーが出るのは、過去に一度コンソリデートしたデータであることが分かりました。

たしかに、私は 毎月のレギュラー作品の編集に関して、過去に作成したコンソリデート・データを基に作業をしています。

ですから、プロジェクトには、毎回、過去に一度コンソリデートしたデータが多数含まれているわけです。

しかしこれまでも、そうしたプロジェクトに再度コンソリデートをかけことはありましたが、今回のようにエラーが生じたりはしませんでした。

・・・と ここで、気づいたのが、映像の糊しろ(=切り出しマージン)の設定。

edius_cos_error003

実は、今回エラーが発生したデータは、過去に「切り出しマージン = 0」にて書き出していたもの。それを今回「切り出しマージン=5秒」で書き出そうとしていたのです。

おそらく、もともと存在しない「糊しろ」分を書き出すように指定され、どうしていいかわからなくなってエラーが出てしまったのではないか・・・

で、あらためて、今度は「切り出しマージン=0」で書き出してみると、無事にエラーなく書き出しができました!!

今回のエラーは、単に「糊代がない」だけ、「以前コンソリデートしたクリップである」だけでは発生せず、以下の2条件が同時に満たされた場合に生じるもののようです。

  • 条件1:過去に「切り出しマージン」を設定してコンソリデートしたクリップを含んでいるプロジェクト
  • 条件2:今回設定した「切り出しマージン」が、以前の切り出しマージン設定よりも長い尺である

【可能性2】タイトラーの外部ファイルがオフラインになっている

EDIUSではタイトラー(テロップソフト)で、外部ファイルを読み込んで配置することができます。

edius_cos_error010

この外部ファイルがなんらかの理由でオフラインになった場合(元ファイルの場所を移動した など)、コンソリデート時にエラーが発生します。

edius_cos_error011

何らかの原因で、外部ファイルがオフライン状態になってしまうと(上図のようにTマークが表示された状態)、コンソリデート時に「コンソリデートに失敗しました(0x80070003)/ファイルのコピーに失敗しました」と エラーが発生します。

edius_cos_error012

タイトラーに読み込ませるのではなく、シーケンスに直接配置したクリップのオフラインであれば、以下のようなダイアログが表示されて、事前にオフラインクリップの復元が行うことができますし、復元しなくてもオフライン状態のままでコンソリデートすることも可能です。

edius_cos_error013

ところが、「タイトラーに読み込んだ外部ファイルのオフライン状態」は曲者で、特に上記のような警告画面がでるわけではありません。

また、必ずエラーがでるので、オフライン状態で書き出すこともできません。

なので「膨大なタイトルクリップのうち 1個がいつのまにかオフラインになっていた・・・」というような場合、オフライン状態になっていることに気づかず、延々と悩み続ける可能性もあります。

私は、こうした理由から、普段から基本的にタイトラーに外部ファイルを読み込んで使用するのは避けています(※ちなみにPremiereProの場合は、タイトラーの外部ファイルのオフラインも検知して復元設定が可能です)。

まとめ

というわけで、「EDIUS」でプロジェクトのコンソリデートでエラーが出た際のチェックポイントでした。

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