こんにちは、管理人の高田です。
例えば、あるオブジェクトに関して1秒目~3秒目で1回転するようなアニメーションをつけていたとします。
ところが、後から修正が発生して「回転の速度はそのままで3秒目以降もアニメーションを継続させ、4秒目で停止させたい」という事態になった場合どうすればよいでしょうか?
まあ、簡単な対処法としては、計算をして「2秒間で1回転(360°)だから、1秒追加なら180°プラス」とかやればいいわけですが、時にはこれほど単純な数式で導き出せない場合もありますよね?
ループのエクスプレッションを利用すると比較的簡単に、アニメーションの継続(ループ)を作ることができます。
色々と応用も利くのでこれは覚えておくと便利です。
具体的な設定の方法
全体の流れとしては、まずエクスプレッションを利用して 最後に打ったキーフレーム(この場合は3秒目のキーフレーム)以降も、アニメーションが継続するように設定します。
その後で、タイムリマップを利用して4秒目に停止するようにしてあげます。
アニメーションを継続させる
キーボードの「Alt」を押したまま、「回転」部分のストップウォッチマークをクリックします。
すると、エクスプレッションの記述ができるようになります。
「transform.rotation」という文字が記述されていると思いますが、これを消して loopOut(type = “continue”)を記述します。
すると、最後に打ったキーフレーム(3秒目)以降も同じ速度でアニメーションが継続するようになります。
4秒目で停止させる
このままだと、4秒目以降もループしてアニメーションしていますので、4秒目に停止するような設定をしてあげます。
いくつか方法はあると思いますが、私の場合は、上記を一旦プリコンポして・・・
タイムリマップ(レイヤー > 時間 > タイムリマップ使用可能)で、4秒目(停止させたいフレーム)にキーフレームをうち、そこで停止するようにしています。
あまり利口なやり方ではなさそうですが・・・
まとめ
というわけで、「AfeterEffects」で既存アニメーションの速度を変えずに尺を変更する方法でした。
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