Windows環境でProRes(プロレズ)が書き出せるエンコーダのまとめ




この記事では Windows環境でProRes(プロレズ)が書き出せるエンコーダの情報をまとめています。

はじめに

まずはじめに、ProResというコーデックと それを取り巻く環境に関して確認をしておきましょう。

ProResとは?

ProResとはAppleが開発した映像コーデックで、優れた特性で広く普及しています。

MAC環境で読み書き可能なのはもちろん、Windows環境でも読み込みが可能なため、MAC環境からWindowsユーザへ動画データを受け渡す際に一般的なコーデックのひとつになっています。

Apple ProRes について

Apple ProRes コーデックは、マルチストリームのリアルタイム編集での高いパフォーマンス、非常に優れたイメージ品質、および小さな保存サイズを実現します。Apple ProRes コーデックは、マルチコア処理を最大限に活用し、高速の低解像度デコードモードを備えています。

正直、圧縮効率やレンダリング耐性だけをみれば、他のコーデックが特別劣っているわけでもないのですが、なにより「普及率」の点で並ぶものが無く、互いの環境を考慮せずとも「とりあえずProResで!」と言えてしまう安心感は最大の強みだと思います。

Windowsからは書き出しが困難!

ただしこの「ProRes(プロレズ)」Windows環境からは「書き出し」出来ないのが長年のネックでした(読み込みは可能)。

普段の編集にEDIUSを使用しているわたしはProRes(プロレズ)に変換する「エンコード用途」のためだけにMAC機を所有しています。

そんな「ProRes」ですが、チラホラと Windows環境からもProResの書き出しが可能なエンコーダが出てきました。

以前から「FFMPEG」を利用する裏技的な方法は知られていましたが、最近ではAdobe PremiereProのようにappleが正規にライセンスしたものも出ています。

この記事では、正規ライセンスかそうでないかを問わずに、現状でそれらWindows環境からProResの書き出しが可能なエンコーダをまとめてみました。

【2019.05追記】この記事を書いたのは2014年でしたが 2018年後半あたりからPremiere、EDIUSなどWindows環境でもProResが書き出せるアプリが増えてきています。

Appleが承認している製品の一覧

Appleが正規にライセンスしている製品は以下のページにまとめられています。

Apple ProRes の使用が承認されている製品

Apple ProRes の使用が承認されている製品について説明します。

非承認アプリでも別に違法ではない

ちなみに、Apple ProRes の使用が承認されている製品」に記載がないソフトからProRes書き出しを行った場合でも別に違法というわけではありません。

上記ページで紹介されているのは「Appleが動作確認や品質確認を行って大丈夫と認めたもの」という程度の意味合いに過ぎません。

私も長い間勘違いしていましたが「Apple未承認のエンコーダ=違法ソフト」というわけではないのです。

この件に関して、Appleに問い合わせた際の内容を記事にしていますので、そちらもあわせてお読みください。

VEGASのProResはApple未承認だが違法ではなかった件

2017/04/05

Apple承認のエンコーダ

当ブログでは各エンコーダの検証などは行っておりません。実際の利用に関しては各自の判断と責任で行ってください。

PremierePro(ver13.0.2)/AfterEffects

2018年12月11日より配布スタートしたAdobe Premiere Proの「ver13.0.2」アップデートで Windows環境からのProRes書き出しに対応しました!

Premiereをはじめ、AfterEffectsやMedia EncoderなどのAdobe動画製品でProResが書き出せるようになりました。

【関連記事】 実際に私がPremiereからProResを書き出した際の検証記事を作成していますので、そちらも併せてお読みください。

Premiere2019でWidows環境から書き出したProResを検証する

2019/03/27

EDIUS(Ver9.40)

グラスバレーの編集ソフト「EDIUS」も2019年5月8日より配布開始になったVersion 9.40から、ProResのエクスポートに対応しました。またApple ProRes RAWの読み込みにも対応しています。

映像編集のソフトウェアEDIUS(エディウス)の総合サイト

EDIUS(エディウス)は、映像編集のソフトウェアです。プロフェッショナルな映像制作から簡単な動画編集まで対応。4K HDRリアルタイム映像編集、強力なカラーコレクション、エフェクト、合成が可能な映像編集ソフトウェアです。

SCRATCH(ASSIMILATE)

こちらはappleの正規ライセンスを受けているASSIMILATEの「SCRATCH

ASSIMILATE ” Power to the Creators

The only toolset for real-time VR post-production. Stitch, conform, color, composite, Ambisonic audio – all in real-time to the Oculus HMD or HTC Vive. Or without an HMD, just turn on 360° mode and move through 360° worlds via panel-control on a standard monitor. Review on the Web with your smart phone and headset.

サブスクリプション契約になり「89ドル/月」もしくは「695ドル/年」の費用がかかります。

Apple未承認のエンコーダ

以下は、Apple未承認のエンコーダです。

VEGAS Pro

MAGIX社から発売されている編集アプリ「VEGAS Pro」では、バージョン「14」からProResの書き出しが可能になりました.

ただしなぜか「国内版」には初期装備されず 書き出し機能は国内代理店のソースネクストからアップデータを送ってもらう必要がありました。

しかし 2017年9月に発売された「15」からは、国内版でも最初からProResが書き出せるようになっています。わたしも実際に購入して 検証記事を書いていますので、そちらも合わせてお読みください。

VEGAS 15発表!Win環境からのProRes書き出しを再検証!

2017/10/31

LRTimelapse

LRTimelapse」というタイムラプス用ソフトにProRes書き出し機能があるそうです。

LRTimelapse – Advanced Time Lapse Photography made easy!

LRTimelapse 4 provides the most comprehensive solution for time lapse editing, keyframing, grading and rendering. No matter if on Windows or Mac, or which Camera you use: LRTimelapse will take your time lapse results to the next level. Check out, what’s new in LRTimelapse 4!

Bigasoft

こちらは「Bigasoft」という名前のエンコーダ。フリートライアル版もあります。

ProRes 4444 Converter – Encode or Decode ProRes 4444 or ProRes 422

ProRes 4444 Encoder and Decoder – Convert Apple ProRes or convert to ProRes 4444/ProRes 422 from MXF, H.264, AVI, AVCHD, MPEG, MOV, WMV, MP4, YouTube, MKV on Windows

まとめ

Windows環境からProResが書き出せるエンコーダーのまとめでした。

【2019.05追記】この記事を書いたのは2014年のことで、当時はWindows環境からProResが書き出せるエンコーダーはほぼありませんでした。

そのためApple未承認のものを何件か紹介していたわけですが、その後2018年あたりからPremiere、EDIUSなどの主要な編集ソフトがエンコードに対応したため ProResの書き出しは以前ほどハードルの高いものではなくなっています。

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映像制作のメモ帳:ミモリ

「映像知識のメモ帳」を運営しているミモリです。 編集業務をメインとしつつ、かれこれ15年以上も映像製作の仕事をしています。おかげさまで その間、放送系のお仕事から企業VPやアイドルイメージまで、幅広いジャンルのお仕事に携わらせていただきました。 これまでの仕事で学んだことを自分だけの知識にしておくのはもったいないと思い、情報の共有を目的としてこのブログを運営しています。 詳しいプロフィールとお問い合わせはこちら。