Adobe認定 エキスパート(ACE)/アソシエイト(ACA)に関するまとめ

こんにちは、管理人の高田です(@eizo_memo)。

思うところあって、Adobeの認定 試験制度エキスパート(ACE)について調べてみることにしました。

ただし、2019年現在、ネットには情報がほとんどなく右往左往…

アドビトレーニングパートナー事務局に何度か問い合わせのメールをして、ようやく概要が分かってきましたので、私が調べた内容をここにまとめておこうと思います。

Adobe認定プログラムについて

Adobeでは、2019年現在 以下の3つの「認定プログラム」を実施しています。

  • Adobe認定 アソシエイト(ACA)
  • Adobe認定 エキスパート(ACE)
  • Adobe認定 インストラクター(ACI)

「認定プログラム」というと馴染みがありませんが、Adobeが実施している「検定試験」のようなものです。

【2019.11追記】後述するように 2019年11月時点で認定プログラムの試験内容はかなり古いものになっており、Adobeでは2020年あたりに大幅な内容の刷新を考えているようです。

Adobe認定 アソシエイト(ACA)

アドビ認定アソシエイト(ACA)

船橋情報ビジネス専門学校Webクリエイター科学生33名にACA Illustrator CCを受験してもらいました。 33名のプロファイルは以下のとおりです。 33名全員が入学して初めてIllustrator CCを使った。 時期は翌月に2年生になる2017年3月 …

エントリーレベルの試験です。

2019年2月現在、Photoshop、Illustratorに関してのみ試験が行われています。

想定される受験層としては、就活生や、新人クリエイター層といったところでしょうか?

日本国内では「Odyssey(オデッセイ)」という会社が 試験を実施しています。

Adobe認定 エキスパート(ACE)

Certification

Looking for an expert in one of Adobe’s world-class Creative Cloud or Document Cloud solutions? ACEs around the world are pushing the boundaries in creativity, productivity, and digital marketing. Find an Adobe Certified Expert Find an Authorized Training Partner

エキスパートレベルの試験です。※公式ページは英語版しかありません

想定される受験層としては、プロの現場で3年以上の実務経験があるユーザーが主な対象となっています。

以前はピアソンVUEの試験会場を利用して日本語で受験できたようですが、2019年現在 日本語での試験は実施されていません。

ただしWEB受験が可能なため、国内でも「英語」環境であれば 試験を受けること自体は可能です。

Adobe認定 インストラクター(ACI)

プログラム

プログラム

その名の通り「インストラクター(指導者)」としてのレベルの認定です。※公式ページ(英語版)

ただし 特に試験はなく、「エキスパート(ACE)」取得者で、かつ Adobeが設けた幾つかの条件を満たしている事が証明できれば、無料で登録申請が承認される仕組みになっています。

問い合わせ先

各認定プログラムに関する問い合わせは「アドビトレーニングパートナー事務局」で受付けています。

・アドビトレーニングパートナー事務局
jtrainingpartners@adobe.com

※上記アドレスは Adobeの有料プランに登録したID(メールアドレス)からでないと、メールが届かない仕様になっているので注意が必要です。

「Adobe認定 エキスパート(ACE)」に関して

Adobe認定 エキスパート ACE(※以下、エキスパート ACE)」に関して、基本情報をまとめておきます。※情報は2019年2月現在のものです。

  • 日本でも受験は可能だが「日本語」での試験は実施されていない(※英語で出題される)
  • 試験は Adobe(PSI)が認定する試験会場で受験可能(日本にも複数個所あり)。または 必要な環境が揃っていれば自宅でも受験可能
  • 受験料は「180ドル(※およそ2万円)」
  • 合格した場合でも 認証は期限が設けられている(※認証日から2年間有効)
  • 受験に失敗した場合は「14日後」に再受験が可能
  • CreativeCloud製品で受験できるのは次の5製品のみ「DreamWeaver/Illustrator/InDesign/Photoshop/PremierePro」(※対象はCC2015)

注意しておきたいのは、認証には期限があるということ。

Creative Cloud製品の場合、認証は「認証日から2年間有効」となっており、つまり取得しても放っておくとい「2年後に失効する」ということになります。

「エキスパート ACE」を名乗り続けたい場合は、2年ごとに再受験する必要があるということですね。

ちなみに、Creative Cloudのバージョンアップは認証の失効/有効には関係ありません。

試験までの流れ

それでは、実際に「Adobe認定 エキスパートACE (※以下、エキスパート ACE) 」を受験するまでの流れを紹介していきます。

まずはざっくりと大まかな流れを確認しておきましょう。

  1. Adobe Credential Managementにアカウントを登録する
  2. 自分が受験したい試験の予約をする

まずAdobe Credential Managementに登録します。

Adobe ID

Adobe ID

Adobe Credential Managementは、認定プログラム専用のマイページとなり試験の登録などもここ経由で行います。

受験に関して必要なもの

申込み時

・パスポート ※アルファベットで記載された氏名、署名、写真付きの政府が発行した身分証明書

試験時

・ウェブカメラ
・スピーカー
・マイク
・ネット接続(250kb/s 以上)

まとめ

あれこれ調べれば調べるほど、Adobe的には 現状 このプログラムにほとんど力を入れていない様子が分かりました。

2019年現在 AdobeCCの最新版は「cc2020」ですが、試験に用いられるAdobe製品のバージョンは「cc2015」だったりしています。※ACAに至っては「CC」と「CS6」!

Adobe自身が、製品のバージョンは直近2世代分までしかサポートしない旨を告知している中、これはあんまりな仕打ち・・・

【2019.11.23追記】という記事を書いて、あらためて「エキスパート(ACE)」英語版のページをみたところ「This exam is being retired(この認定試験は廃止されます)」との案内が・・・

2019年11月30日までの受付分をもって、試験が終了する模様。

Note: This certification exam is being retired as there have been many updates to Creative Cloud since 2015 and the exam is outdated.(CC2015以降 多くの更新があり、試験内容が古くなったため この認定試験は廃止されます。)

We are working on updating our Creative Cloud certification programs.(私たちはCreative Cloud認定プログラムの更新に取り組んでいます)

・・・とあるので、古くなってしまった「CC2015」に準拠した試験をやめて内容を刷新する模様です。

新しい情報が入ったら、追記しようと思います。

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