【Premiere】オーディオ関連の設定と作業時の注意点まとめ

PremiereProで動画編集をする際、オーディオの設定に関して迷うことが多いので、備忘録としてここにメモしておきます。

プロジェクト開始時に行う設定と注意点

素材読み込み時のオーディオ設定

素材を読み込む際のオーディオ形式をあらかじめ選択しておきましょう。

素材は基本的に「モノラル」形式で読み込むのが、作業しやすくておすめです(※オーディオ形式は後から変更可能です)。

設定の方法

「編集 > 環境設定 > タイムライン」を開き、デフォルトのオーディオトラックの各項目を「モノラル」にします。

これで、素材をプロジェクトウィンドウにインポートした際、オーディオ形式が「モノラル」の状態で読み込まれるようになります。

後から変更する方法

一度プロジェクトに読み込んだ素材のオーディオ形式を変更する場合は、プロジェクトウィンドウ上で、素材を右クリックし「変更 > オーディオチャンネル」を選択。

「プリセット」部分を希望の形式に変更してあげます。

一言メモ
既に タイムラインに配置した素材のオーディオ形式は変更できません。変更プロジェクトウィンドウ上で形式を変更し、もう一度タイムラインに配置し直す必要があります。

新規「シーケンス」作成時のオーディオ設定

新規シーケンスを作成する際「トラック」タブを開き 以下のように設定します。

  • マスター:マルチチャンネル【重要】
  • チャンネル数:任意 ※とりえあず「2」で大丈夫
  • トラックの数:任意 ※多め「10程度」に設定
  • トラックの種類:モノラル
  • パン/バランス:交互に「-100/100」を設定する
マスター:マルチチャンネル

マスター項目には、他に「モノラル・ステレオ・5.1ch」などの選択項目がありますが、多様な書き出し方法に対応できる「マルチチャンネル」を選択します。

一言メモ
シーケンスの作成後に 「マスター」項目を変更することはできないため、最も汎用性の高い「マルチチャンネル」を選んでおくのが無難です。
チャンネル数:※任意の数

「チャンネル数」項目は、シーケンスから出力するオーディオのチャンネル数を選択します。

一般的には、左・右2チャンネルから出力のケースが多いかと思いますので、その場合は「2」を選択します。

【補足】音声を複数のチャンネルに割り振る

例えば、シーケンスに4つのオーディオトラックを作成し、それぞれを個別のチャンネル(4チャンネル)で書き出す場合は、まず「チャンネル数:4」を選択(下図1)。

続いて、「オーディオ1.2」の「出力の割り当て」をクリックして、「マスタートラックチャンネル:1-2」にチェックを入れます。

「トラック3.4」は以下のように設定します。

オーディオトラックの数:※少し多めに設定

オーディオトラックの数は、任意で構いませんが、自分が作業で使用するであろう数よりも 少し多めに作成しておくことをおすすめします。私は、8~10トラックで設定しています。

オーディオトラック自体は、後からでも追加できますが、その場合、追加トラックの「パン/バランス」が「0」になってしまいます。この点を忘れて作業を継続してしまうと、後々で思わぬミスにつながる可能性があるため注意しましょう。

オーディオトラックの種類:モノラル

「トラックの種類」でモノラルを選択することで、動画素材の各チャンネルが1トラックに割り当てられます。

例えば、2chの素材の場合「L・R」が独立したトラックになるため、それぞれ個別に編集したり、フィルターをあてたりできるようになります。

「L・R」の2トラックで1セットになるため、トラックを追加する際は必ず2トラックごと追加します。

パン/バランス:交互に「-100/100」

パン/バランスは、奇数トラックを「-100」にし、偶数トラックを「100」にします。

こうすることで、シーケンスをステレオスピーカーで再生した場合、奇数トラックは「左」から出力、偶数トラックが「右」から出力されます。

編集作業中の設定と注意点

トラック追加時は「パン/バランス」に注意

オーディオトラックは、シーケンスを作成した後でも追加できますが、この場合、新たなトラックはパン/バランスが「0」になってしまいます。

音声を左・右に振ったトラック(初期設定のもの)と、中央にまとまったトラック(追加したもの)が、同じシーケンスに混在したまま作業すると、思わぬエラーの原因になりかねません。※1

オーディオトラックトラックを追加する場合は、必ず 手動で 追加トラックの「パン/バランス」で、奇数トラックを「-100」、偶数トラックを「100」に設定します。

一言メモ
※1:こうしたエラーを回避するため、シーケンス作成時には、あらかじめ多めにトラックを作成しておき、作業中はできるだけトラックの追加/削除を行わないようにするのがおすすめです。

納品データ書き出し時の設定と注意点

MIXデータのオーディオ設定

外部からMA済みのデータを受け取った場合など、完パケ済みの音声素材は、オーディオ形式を「アダプティブ」にしておくと、思わぬエラーが回避できるのでおすすめです。

まず、プロジェクトウィンドウに読みこんで右クリックし「変更 > オーディオチャンネル」を選択。

「プリセット:アダプティブ」に変更してあげます。

このクリップを、シーケンスに配置すると、専用トラックが新たに追加される形になるため、各トラックの状態に左右されずに書出しができます。

エラー回避のためにも、この設定がおすすめです。

参考サイト

記事の作成にあたっては以下の記事を参考にさせて頂きました。

Premiere Pro のオーディオの概要【Adobe】
Premiere Pro でのオーディオチャンネルのマッピング【Adobe】
[Premiere Pro]映像講師が薦めるテレビ制作者が設定するべきシーケンス設定 その1:VOOK
オーディオの設定で気をつけたいこと:PRONEWS
Premiereで編集前にする設定:Premiere Tips
音の納品ミスを無くす救世主「アダプティブ」:Premiere Tips

2件のコメント

とてもいい記事だと思いますが、前提と「なぜそうすべきか」を書かれた方がビギナーは迷わないと思います。

恐らく前提として、ガンマイクやピンマイクを各チャンネルに分けて収録したケースの場合で書いておられると思いますが、ステレオ形式のカメラマイクで撮った映像、会場の音響からラインミックスをもらった場合等は当てはまらないのがその理由です。

貴重なご意見ありがとうございます!
仰るとおり「前提」の説明がないので、理解しづらい記事になっている感じですね。
時間があるときに記事を修正、追記していきたいと思います。ありがとうございます!

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