【FinalCutPro7】60p素材をスロー化する方法

こんにちは、管理人の高田です(@eizo_memo)。

最終的に なめらかなスロー映像を得る事と目的として、撮影時のフレームレート本来のものより上げて収録を行う場合があります。

例えば、60Pで撮影をし それを24Pシーケンスで編集する事で 2.5倍(30pシーケンスの場合は2倍)のなめらかなスロー素材が得られるわけです。

以下の記事では「撮影素材:60p/シーケンス:24p」といった条件を想定して、この「撮影素材のスロー化の方法」を紹介します。

管理人より
FCPのバージョンは7を前提に書いています

事前に知っておきたいポイント

FinalCutPro単体ではスロー化できない

FinalCutProの場合、単純に60P素材を24Pシーケンスに読み込んだだけでは、スロー再生になってくれません。 
 
これは、FinalCutPro側が気をきかせて(?)異なる収録フレームレートの素材を、自動的にシーケンスで設定したフレームレートのものに統一してくれるためです。

60P素材のクリップを24pシーケンスにおいてもコマ抜き再生されるだけです。

24Pシーケンスに、60P素材を置くと、自動でコマ抜き処理を行う。1秒間の60P素材は、24Pシーケンスに置いても1秒のまま。

ちなみに下図は、24Pシーケンス上のTCとコマヌキ後の60PクリップのTCの対応表です(上段:24P 下段:60P)。 

つまり、24Pシーケンスに、60Pクリップを配置すると、0.3.5.8.10…とコマヌキされて素材が表示されることになるわけです。

具体的なスロー化の方法

「Cinema Tools」を利用する

スロー表現を得るためには、60P収録した素材のフレームレートを当該シーケンスのフレームレートに変換(今回は24P)してあげる必要があります。

そのためには、Final Cut Studio(ファイナルカットスタジオ)付属のCinemaTools(シネマツールズ)というアプリケーションを使用します。

1:CinemaTools(シネマツールズ)を立ち上げ「ファイル > クリップを開く」から変換したい60P素材を選択する

2:「クリップ > コンフォーム」もしくは、右下の「コンフォーム」ボタンを押す

3:「クリップをコンフォーム」ウィンドウが出たら、変換したいフレームレート(今回は23.98)を選択してコンフォームボタンを押す

注意

60Pから23.98に変換したものを、再び60Pに戻す事はできません。コンフォームをかける場合は当該クリップの複製を作っておきましょう。

上記作業で当該クリップは24(23.98)fpsのクリップになっているので、これを24Pシーケンスに持ってくればスロー再生状態になっています。

ちなみに24P変換といっても新規にクリップが作成される訳ではなく、同一クリップのフレームレート情報をいじるだけみたいなので画質の劣化などは生じません。

上記で変換したクリップを、24Pシーケンス上に持ってくることで、意図した通りのスロー素材になるわけです。

エラー報告

XDCAM EX素材でエラーが発生!

で、まあここまでは、いいのですが。

問題は、CinemaToolsの「コンフォーム」機能はコーデックによってエラーが出てしまう…らしい、ということです。

具体的に言うと、XDCAM EXコーデックで収録しFCPにて「切り出しと転送」にてキャプチャしたXDCAM EXの60p素材に関しては、[コンフォーム]ボタンがグレーアウトして選択できない状態になっていました。同素材をproress422に変換してあげると、コンフォーム可能な状態になったので、これはコーデックによって対応していないものがあるという事のようです。

※2009年時点での内容です。その後XDCAM EX素材を扱っていないのでこのエラーがどうなっているかは不明です。あしからず。

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「映像知識のメモ帳」管理人:高田

「映像知識のメモ帳」を運営している高田です。 編集業務をメインとしつつ、かれこれ15年以上も映像製作の仕事をしています。おかげさまで その間、放送系のお仕事から企業VPやアイドルイメージまで、幅広いジャンルのお仕事に携わらせていただきました。 これまでの仕事で学んだことを自分だけの知識にしておくのはもったいないと思い、情報の共有を目的としてこのブログを運営しています。 詳しいプロフィールとお問い合わせはこちら。