こんにちは、管理人の高田です(@eizo_memo)。
先日(2/7)、CG WORLD主催のセミナー「背景モデリング講座」を受講してきました。
CGWORLD SHOP
DI__2019/2/7(木)__DS__19:00 – 22:00__DE__ 開催日:2018/2/7(木)19:00 – 22:00 会場:東京都千代田区九段南1-5-5(ボーンデジタルセミナールーム)
モデリングはもとより 3DCGソフト自体にほとんど触れる機会のない私ですが、Twitterでどなたかが「この講座、モデラーとかCG屋じゃない人にもおすすめ」的なことを呟いており、気になって受講してみました。
場所は、おなじみ九段下のボーンデジタルセミナールーム。

1万円強の有料セミナーにもかかわらず、40~50ほどの席が全て埋まるほどの人気ぶりでした。

講師は、スクエアエニックスを皮切りに、海外のスタジオなどで活躍し、現在は「SAFEHOUSE.inc」の取締役を務めている鈴木 卓矢さん。
safehouse
3DCG制作に新たな時代を築くスタジオ
↓こちらの動画の「背景」のモデリングやデザインを担当されている方です。
Takuya Suzuki 2014 Modeling Reel from suztak on Vimeo.
自分にとっては門外漢の分野で、しかも19時から22時までの3時間の講義ということもあり、受講前までは、正直「つまらなかったら途中で帰ろう…」とか考えていたのですが、さにあらず。
むしろ、3時間じゃ短すぎる…
講義の内容を一口でいえば「いわゆる”CGくささ”を出さずに 効果的に背景をモデリングする方法論と、背景をデザイン・制作するうえで心がけるべきスタンス」ということになるかと思うのですが、とにかく次々に出てくる具体例の理論化が半端ない。
※以下は、講義内で紹介されたsimonstalenhag(シモン・ストレンハーグ)氏のホームページ。
Simon Stålenhag Art Gallery
(null)
語られているテクニックのいくつかは、もしかするとある程度の技術を持ったベテランであれば 漠然と取得しているものなのかも知れません。
ただ多くの場合、それらは その人の「センス」とか「感覚」という言葉で片づけられてしまい、他人が(あるいは本人でさえも)意識的に再現しうるものでは無かったりします。
ある映像が与える「印象」を、なぜそのように人に感じられるか までを含めて因数分解し、的確な言葉で解説する…
いわば鈴木さんが仕事を通じて取得した、その「センス」を理論と言語で共有しようというのがこの講義であり、これは本当に貴重な経験でした。
※以下は、講義内で紹介されていたerasmusbrosdau氏のホームページ。
2D Art – The Art of Erasmus Brosdau
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「モデラーじゃなくても受講すべき」というのは、まさにそのとおり。
ただ単に美しい1枚の画をつくるのではなく、作品にとってこの画がどのような意味を持つのかを常に考えること…
どんな立場の人間であっても 常に演出家としての意識を持つことが重要であり、そういう意味では 特に若い人にこそ是非この講座を受講して欲しいなと感じました。
【おまけ】当日、会場ではボーンデジタルの出版物が「20%OFF」で購入できるようになっており、以前から欲しかった「カラーコレクション ハンドブック(第2版)」の「紙の本」を入手しました!

20%OFFはうれしいですね~
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※私が 実際にトレーニング講座を受講した際の感想を記事にしていますので、興味がある方はそちらも合わせて読んでみてください。
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