FCP7 優先フィールドの自動修正機能について知っておきたいポイント

先日 作業したとあるプロジェクトにおいてFinalCutPro7(以下FCP7)のフィールドオーダー(優先フィールド)に関する挙動でまごついたので備忘録としてここにメモしておきます(今さらver7ですが…)。

編集作業に不慣れな方から引き継いだFCP7のプロジェクトがありました。
プログレッシブ収録素材とインタレース収録素材が混在した1920×1080/60iのHDシーケンスです。

HDではインタレースの優先フィールドは「奇数(上位)」になるのですが(*SDは偶数優先)、前任の方が技術的に不慣れだったこともあり、シーケンスの設定を確認すると、フィールドオーダーが「偶数」になっていました。

そこでこれを「奇数」に変更して作業をすすめたのですが…

fcp_fild002

モニタで映像を確認すると、インタレース収録された素材に関して、どうもフィールドオーダーが逆になったような、カクカクした独特の動きになっています。

不思議に思い、動画素材の設定などをアレコレ確認してみましたが、ちゃんと奇数優先で作成されており、なにか問題があるようにも思えません。

fcp_fild003

で、しばらく悩んだのですが、appleのWEBヘルプを読んでようやく原因が判明しました。

原因:FCPの「優先フィールドの自動修正」機能とその挙動を知らずに 作業を進めたため

ver5以降のFCPには以下のような、優先フィールドの自動修正機能が備わっています。

優先フィールドの自動修正
クリップをシーケンスに追加する際、「Final Cut Pro 5」は追加されるクリップのメディアファイルの優先フィールドが、シーケンスの優先フィールドと一致しているかどうかをチェックします。一致していない場合、「Final Cut Pro 5」は、シーケンスの優先フィールドと一致するように、自動的に“Shift Fields”フィルタをクリップに適用します。Final Cut Pro 5: Shift Fields について

上記の説明を読んで、はたと思い当たり「フィルタ」部分を確認したところ…

ありました!
確かに「シフトフィールド」フィルタが適用されてしまっています。

fcp_fild001

要するに、今回のバタバタの原因はこういう流れで発生したわけです。

(1) 前任者が「奇数優先」で作成された動画クリップを 「偶数優先」に設定したシーケンスに配置する(*優先フィールドの不整合が発生)

(2) FCPは上記の動画クリップに、自動修正機能で「シフトフィールド」フィルタをかけ「偶数優先」に変更する

(3) わたしが、前任者のシーケンス設定を「奇数優先」に変更する

(4) 上記(3)により 「シーケンスの設定=奇数」、「動画の設定=偶数」の不整合が生じ、モニタ視聴映像に不具合が発生

(4)部分でFCPが「シフトフィールド」フィルタを自動で削除してくれれば良かったのですが、一旦配置したクリップの優先フィールドの自動修正(つまりフィルタの削除)まではおこなってくれない…ということのようです。

各クリップに適用された「シフトフィールド」フィルタを手動で削除し、無事に作業を進めることができました。

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