【EDIUS】「プロジェクトのコンソリデート」を使用したバックアップデータ作成時の注意点

こんにちは、管理人の高田です(@eizo_memo)。

EDIUSのプロジェクトのバックアップをとろうと思い、「プロジェクトのコンソリデート」を実行したんですが、イマイチ理解しないまま設定したため、オリジナルのデータを削除してしまう羽目に・・・

基本的に、PremiereProやFinalCutProのバックアップデータ作成機能(プロジェクトマネージャ、ファイルマネージャ的なもの)には、オリジナルのファイルを削除する選択肢はなかったはずで、このへん他ソフトと併用している場合は注意が必用ですね。

推奨設定

一応、EDIUS.jpで推奨しているバックアップデータ作成用の設定です。

「クリップの登録解除(=非リンク化)」と「削除」という用語を混同しないように注意しましょう。

コンソリデートの注意点

1:「削除」と「登録解除」の違いを把握しておく

コンソリデートにおいては「削除」と「登録解除」という用語の意味をキチンと理解していないと痛い目にあいます。

  • 登録解除:データへのリンクを解除する(データはそのまま)
  • 削除:オリジナルデータそのものを削除する

EDIUSのコンソリデートの場合「削除」とは、「ディスクからオリジナルファイルを削除する」という意味になります。 

PremiereProやFinalCutProのであれば、”タイムラインで未使用のクリップを除外する”という項目があり、基本的に未使用クリップのオリジナルデータへのリンクが削除される(データ自体は削除されない)のですが、EDIUSではそれと同様の設定を「クリップの登録解除」と呼んでいます。

っつうか、コンソリデートの途中でエラー起こした場合とかやり直しきかないし、基本的に「削除」を含む項目は設定しないほうがいいと思いますね。 結構な確率でエラー起きます!

2:対象は展開しているシーケンスのみ

コンソリデートの対象になるのは、タイムラインウィンドウで展開しているシーケンスのみになります。

ですので、ビンウィンドウには登録してあるが、タイムラインウィンドウに展開していない状態のシーケンスはコンソリデートの対象になりません。

4:形式によってはコンソリデート不可なものも

XML形式のデータ(XDCAM-EXなど)

※使用箇所のみの切り出しには対応しておらず、クリップごとの完全コピーになる。

wmv形式のデータ

※使用箇所のみの切り出しには対応しておらず、クリップごとの完全コピーになる。
※【2011.07.12】30分ほどのプロジェクトをコンソリデートした際に、なぜか完全削除されていた・・・

4:クイックタイトラーの「イメージ」に注意

クイックタイトラーで、イメージデータ(特に外部ファイル)を使用している場合は、コンソリデートがエラーになる確率がたかくなります(経験から)。  

エラー原因は、イメージに読み込んでいた外部ファイルが非リンクになっていたため。 再度リンクしてあげたら、無事にコンソリデートできました。

これはコンソリデートの問題というよりも、そもそもクイックタイトラーで、イメージに外部ファイルを読み込んだ場合、「勝手に」リンクが外れる確率がとても高いんですね。

バージョンアップで改善されているのかもしれませんが、少なくとも5.51では、クイックタイトラーのイメージは使用は、おすすめしません。

まとめ

というわけで、EDIUSで「プロジェクトのコンソリデート」を使用したバックアップデータ作成時の注意点でした。

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グラスバレー

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