AdobeStock 同一映像のパターン違いはどこまで許されるか?

ロイヤリティフリー画像・イラストなどを販売している「Adobe Stock」

映像作品の扱いもあるため、わたしもクリエイター登録して作品を販売しています。

この手のロイヤリティフリー素材を作成する場合「同一作品で、若干 要素が異なるバリエーション」がどの程度許されているかを確認するのは結構大事なポイントです。

例えば、基本的な要素は全く一緒で「色違い(色相を変えた)」「左右・上下反転」しただけの素材を受け付けてもらえるかどうか?といったことです。

実は、こうした素材に対する反応は、ロイヤリティフリー素材販売サービスによって異なっています。

・photo credit: Andrys Stienstra Canon RC 760 via photopin (license)

PIXTAの場合

例えば、国内大手の「PIXTA」では、イラストや画像分野の素材に関しては、単純に「色違い」や「左右反転」などを施しただけの作品は審査でNGが出る可能性が非常に高いです。

写真・イラスト素材ガイドライン | PIXTA Channel

PIXTAに登録可能な素材は、JPEGファイル形式のデジタルデータのみです。 ベクター・PNG素材ガイドライン RAWデータやTIFFファイルは、JPEGに変換して登録してください。 …

ただし、同じPIXTAでも、動画作品に関しては「色違い」や「左右反転」などの軽微なバリエーション違いでも、基本的に審査OKがでます。

以前出席した、PIXTAの交流会でスタッフの方が「むしろ細かいバリエーション違いをたくさん作って欲しい」と仰っていましたので、安心して大量の作品を提出することができます。

Adobe Stockの場合

さて、ではこの件に関して「Adobe Stock」の対応はどうなっているのでしょうか?

公式ページでは「ベクターアート・写真の場合」として以下のような規定が紹介されています。

  • ベクターアートの場合は、同一画像の色違いが 3 つまで採用されます

  • 写真の場合、複数パターンの同一画像(後処理でモノクロへの変更など様々なエフェクトを適用したもの)は送信しないようにお願いいたします

いずれも同一画像に軽微な加工・編集を加えただけのパターン違いには制限がありますね。

公式サポートに問い合わせてみた

ただ、上記ページには動画に関する規定の記載が無かったため、以下の内容でサポートに問い合わせてみました。

(1) 同一画像の色違いに関して
写真素材の場合「同一画像の色違いが3つまで採用されます」とのことですが、動画素材も同様に「同一画像で色違いは3つまで採用」と考えてよいでしょうか?

(2) 上下・水平反転などの素材に関して
同一画像をベースに 単純に水平あるいは垂直方向に反転した素材でも採用は可能なのでしょうか?

送信後、数日で返事が届き、以下の内容でした。

(1) 同一画像の色違いに関して
動画の場合も同シリーズ3点までとさせていただいております。

(2) 上下・水平反転などの素材に関して
角度を変えただけでは「同じファイル」とみなされてしまう可能性がございますので、お控えください。

色違いは「3パターンまで」、上下・水平反転などは「不可」ということですね。

まとめ

AdobeStockでは、おそらく購入者を「クリエイター」とほぼ限定しているものと思われます。

基本的にみんな、IllustratorやPhotoshop持ってるだろうから「左右反転くらいは 買った人がやればいい話でしょ」というスタンスなわけですね。

自分でチラシを作るパン屋さん とか、友人の結婚式のために初めてお祝いムービーを作るサラリーマン・・・といった方だと「左右反転」程度のこともそう簡単にはできないわけで、Stock側がどのような層を販売対象に据えているかが、この辺から垣間見えてきますね。

逆に言えば、先に紹介したPIXTAはそのへんの一般層のユーザにも(動画に関しては)売っていきたいという戦略があるわけですね。

写真素材のピクスタ

この辺の違いを理解しておくと、作成する素材の方向性も違ってくるかもしれません。

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